スピリチュアルなことが好きな人たちの間で
よく言われることに
あの人(あの場所・あの○○)は波動が高いとか
逆に
あの人(あの場所・あの○○)は波動が低い
というものがあると思います。
まるで波動=レベルみたいに
波動がが高ければ高いほど良い
みたいなニュアンスを含んでいますが
20年ほど前にスピリットガイドが伝えてくれたことによれば
波動の高い低いは、単なる特性に過ぎず
そこには優劣は一切ないということです。
全てのものはエネルギーが形を変えたものですから
目には見えなくても振動しています。
(たとえば石やテーブルなども非常にゆっくりですが振動しています。)
その振動数が早いものを高周波(波動が高い)
振動数がゆっくりなものを低周波(波動が低い)
と言います。
たとえば水を例にとってみれば
水(液体)として存在している物質の周波数域というものがあります。
この水を火にかけて温度を上げると
水分子の振動は早くなり振動数は上がってゆきます。
遠心分離機の原理にもなっていますが
振動数が速くなると水素と酸素を分子として繋いている手が離れてしまい
液体から水蒸気へと変化します。
水蒸気の方が水より高周波です。
水蒸気は水よりも
密度が低く
自由度が高く
不安定で
抽象的
外に向かって拡散してゆく
という高周波の特性を持ちます。
今度は水の温度を下げてゆくと
振動はゆっくりとなります。(冬には動物も活動がゆっくりになりますよね?)
すると水分子同士が結び付き始めて
トロっとしてきて、やがて氷(固体)となります。
氷の方が水より低周波です。
氷は水よりも
密度が高く
安定度が高く
自由度は低く
具体的
求心的に集まってゆく
という低周波の特性を持ちます。
水蒸気が氷よりも優れていたり
氷が水よりもレベルが低いということはないですよね?
人も万物も固有の振動周波数域を持っています。
人の周波数域は
万人が人間として存在できる周波数域内にありますが
その範囲内で個性があります。
低周波寄りに周波数域がある人は
活動的で肉体がしっかりしている
体が丈夫
人の影響を受けにくい(=変化に時間がかかる、共感性が低い)
安定している
などの特性を持ちます。
高周波寄りに周波数域がある人は
肉体の細胞密度も低周波の人より低いので肉体は脆弱になりやすい
周りのや環境の影響を受けやすい(=変化しやすい、共感性が高い)
不安定になりやすい
などの特性を持ちます。
どの特性もメリットにもデメリットにもなりえます。
ただ単にそのような傾向があるということです。
そうして異なった周波数の者同士が場を共有すると
波動の干渉が起こりますので
高い方は低い方へ
低い方は高い方へ
普段の周波数から周波数域が移行します。
水とお湯を混ぜると
水の温度は上昇し
お湯の温度は下がり
ぬるま湯になります。
人同士の場合はこんなふうには混ざり合いませんので
影響を受けてそっちに引っ張られてゆく感じです。
人はみな自分の周波数域に納まることを
ホメオスタイシスで快適だと感じているために
この差が大きい場合には
どちらも不快と感じることが多いです。
影響を受けやすいのは高周波寄りの方ですが
あとはその質量も関係してきます。
たとえば
一対一では高周波の人が低周波の人の影響を受けますが
高周波の人が大勢の中に低周波の人がいる場合や
高周波の場所に低周波の人がいる場合などには
低周波の人が多く影響を受けます。
普段非常に安定している低周波の人は
これを無意識のレベルで「自分がおびやかされた」ように感じます。
逆に高周波の人が低周波の人・場・モノに出合うと
「自由が奪われて自分の足が引っ張られた」ように感じます。
そのお互いの波動干渉で
それ以降の自分の周波数域に変容が起こることもあります。
運命の出逢い、やパワースポット、パワーグッズ体験などもそうですね。
そしてガイドが伝えてくれた一番大切なことは
柔軟性、受容性を身につけて
自分の周波数域のレンジ(幅)を拡げてゆくことこそが
大切な学びであり
高周波寄りの人は低周波方向にへと自分を拡げる必要があり
低周波寄りの人は高周波方向へと自分拡げてゆく必要があるということです。
そしてどの周波数にも自分が自由に移行できる状態こそ
わたしたちが目指すべき状態なのだということでした。
確かに
自分が自由に周波数域を移動できれば
そして自由に自分の好きな状態に戻ることができれば
どんな周波数の存在とも共鳴理解し合えますし
必要な癒しやエネルギーを与えあうことができますね。
しかしどういうわけか
高周波寄りの人はますます高周波方向を目指してしまう傾向にあり
低周波寄りの人は変化を嫌う傾向にあるのだそうです。
ちょっと見ずらい画像ですみません。
Aさんが「波動は高い方が人間的に優れている」と思い込んでいるとします。
AさんはBさんの方向に進もうとします。
するとBさんのことを特別視してしまって
Bさんの言うことを鵜呑みにしてしまったり
Cさんのことを少し見下してしまったりということが起こり得ます。
確かに人は成長と共に抽象度が上がるので
高周波方向にそのレンジを拡げてゆくことが多いですが
上に書いたように
そこに優劣はありません。
もしBさんの周波数域が
上の図のように非常に狭いなら(赤い線の部分)
Bさんは
言っていることとやっていることにギャップが生まれやすいでしょう。
素晴らしい世界のイメージを持っているけれども
それを物質、物理空間に表現する術を持たない
という感じになり、肉体の状態も不安定である可能性があります。
高次元の存在と繋がることができても
そこで受け取ったものを
この物理次元で活かすことが難しいかもしれません。
そのような人のアドバイスは
たいていの場合ほとんどの人に役に立ちません。
Bさんの課題は
Cさんの方向に意識の幅を広げてゆくこと
すなわちグラウンディングすることであり
Aさんの課題は
Bさん、Cさんの両方向に意識の幅を拡げてゆくことです。
またCさんは特に安定しているその性質上
自分が柔軟に意識の幅を拡げることを嫌いますから
頑なに目に見えないものを信じない
人の意見を受け入れない
などの傾向があるかもしれませんが
Cさんの課題は
Bさんの方向に意識を柔軟に拡げてゆくこととなります。