スピリチュアルビジネスの罠と危険性

今スピリチュアルブームと言われています。

多くの人々がスピリチュアルなことに
関心を持っている時代であるということですね。

そうなると抜け目なく
スピリチュアルビジネスも盛んになってきており
ちょっと厳しい言い方をすると
にわかチャネラ―やヒーラーが
たくさん出現しています。

そのことに少々危機感を感じますので
その危険性について
少し書いてみようと思います。

わたしたちは
肉体を持ち
感覚や感情を備え
思考による記憶を持つ存在です。

肉体の次元はフィジカルボディ(そのまんま物質的な肉体という意味)
感覚や感情の次元はエーテルボディ
思考の次元はアストラルボディ

と次第にその振動周波数が高くなってゆき
エーテル次元からは
手で触れたり目で見たりできなくなってゆきます。

肉体に働きかける
医学(精神科を除く)や 健康法や 養生法というものがあり

感覚や感情に働きかける
治療法や心理学があり

思考に働きかける
哲学や自己啓発などがあります。

一般的にスピリチュアルと言われる分野では
上記の3つの周波数域を超えた
自分では通常意識していない次元を扱います。

普段意識されない部分であるために
それらはベールで被われています。

そして瞑想中など
意識の周波数が
通常の周波数を超えた状態になるとき
その次元へのアクセスが可能となります。

わたしもそのひとりですが
生まれつき超感覚知覚を備えた人物というのは
通常から意識の周波数が
その状態にまで拡がっているため
普通の人には気づかないことを認識します。

(その分肉体次元へのフォーカスが甘かったり
あまりにもセンシティブで動揺しやすいなど
困難なこともたくさんあります)

それはもしかしたら
多くの人が知りたがる
情報を得ることができるわけですが

たとえば

自分でも気づかない潜在意識にあるものや
今起こっていることの原因や意味
そこにはいない誰かの気持ち
誰かの言動のもとになっている意図(なぜそういうことをするのか)
などが手に取るようにわかってしまいますし

同じ原理で目には見えない次元に存在している
わたしたちの制限を超えた知性を持つ存在との交流も可能となるわけですが

ぶっちゃけ私生活においては
通常このことを隠して生活しています。

隠して、というほど秘密にしているわけではないのですが

子どものころから
自分の感覚は一般的ではないとなんとなく感じて
ややコンプレックスを感じていたりしますし
(※異分子はハブられると、どこかで感じていたように思います)

どこかでそのことが
人間関係におけるアンフェアなことのように感じたり
強い依存関係を引き寄せたりすることに繋がるため
通常の人間関係ではそのことを見せません。

むしろ普段はその感覚を抑えて生活しています。

そうでなければ
ちょっと普通の人間関係を築くことは難しくなるので。

でもスピリチュアルビジネスの世界で横行している
にわかチャネラ―は
その逆のことを行っています。

つまり自分でわかっていること以上のことを分かっているように見せかけたり
わからない部分を自分のイマジネーションで補ったり
ということをします。

なぜそのようなことをするのかというと

それらの人の多くは

潜在的に人を支配したい
人の上に立ちたい

という欲求を持っているからです。

その欲求自体が
自信のなさからくるコンプレックスから生まれている
すなわち誰よりも自分の力を信じていないことから生まれている
ということはインナーチャイルドの部分なので
今は置いておくとして

潜在的なその目的が
お金を得る
ということである人も多くいます。

自分の想像を
高次元の存在からのメッセージであると
発信する人がいるとして
そのことを見抜けるのは
本物の超感覚知覚を備えた人だけです。

ほとんどの人はそれがわからないから
そういう人の言葉を欲しがるわけです。

そして皮肉なことに
自信たっぷりに断言する人の言葉を信じてしまいやすい傾向にあります。

高次元の存在であれば
〜しなさい
などの
断言、指示、警告、コントロールなどの
自由意思を侵害するメッセージは皆無なのですが

「あなたはもっとこうすべきだと言っている」
などともっともらしい言葉に
すっかり影響されてしまったります。

これらの言葉は百害あって一利もありません。

なぜならその意図(目的)が
発信者のためのものであるからです。

その自称チャネラ―は
自分のために
その発言をしています。

自称チャネラ―による
自称チャネラ―のための
自称チャネラ―の
言葉を

あなたは高額なお金を払ってでも
ほしいでしょうか?

それっぽい言葉による一時的な高揚感と
プラシーボ効果は
すぐにその効力を失います。

昔の人が
悪銭身に付かず
ということわざを残していますが
昔のことわざというのは統計学から生まれています。

その目的が支配や自分の承認欲求を満たすためだったり
お金を得るためということになると
まずその姿勢が
100%無償でメッセージを伝えて来てくれる存在と
繋がることを妨げて
ますますスピリチュアルなメッセージを受け取ることができなくなるのです。

欲 や 恐れの存在する次元はエーテル次元なので
より高次元のメッセージを受け取れなくなることは
明らかです。

だから
そういう人はますます
それっぽいことを
イマジネーションで補って発信し出すのです。

また恐ろしいことに
「あなたに浮かんでくるものを信じなさい!」
などとチャネリングスクールなどでは教えられます。

その人が創作したストーリーを聞いて
一時の慰め以外に
あなたの役に立つことがあるでしょうか?

スピリチュアルなことは
お金になる!
と気がついたり焚きつけられたりして
スピリチュアルな能力を演出すれば
いくらでもお金が稼げる
と気がついてしまったた人たちが
自分のイマジネーションや妄想を
お金に替えようとしています。

これらの言葉に価値がないことは明らかです。

よほど厚かましくなければ
大抵は罪悪案から自分で続けられなくなり
消えていきます。

スピリチュアルな付加価値をつければ

元手はゼロで
いくらでも金額上乗せできる
しかも
高額なほど価値があるように見える

て言うのは霊感商法の
壺を売る統一教会と
同じことですね。

精霊はいくらでもわたしたちに
無償で愛や叡智や導きを
与えてくれます。

それらのエネルギーとは
わたしたちの自我が存在している次元の周波数では
繋がることができません。

それらの叡智や導きを純粋に受け取るには
エゴを手放し
自分という制限を超えて
「自分の考え」というものから解き放たれる以外に方法はありません。

上記のようなスクールで促されていることとは
真逆であるということが
ご理解いただけましたでしょうか?

 

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